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キー配列のガイドライン 
Guideline for The Keyboard Layout

各種キーボード配列をお探しの方は、 いろいろなカナ入力配列(日本語入力用キーボード配列内)および、 日本語入力用キー配列に関するリンク集をご覧下さい。

キー配列のガイドライン メニュー

1.キー配列とは
2.様々なキー配列
3.良いキーボード配列とは
4.キー配列最適化の仕組み

第3開発室のガイドライン メニュー

5.オリジナルキー配列の作成
6.当サイトについて

1.キー配列とは

キー配列(キーボード配列)とは、キーボードに付いている文字の並びのことを言います。
一般的に使われているものとして、「ローマ字入力(qwerty配列)」と「カナ入力(JISかな配列、JISx6002)」があります。
ローマ字入力は「か=ka」のようにローマ字で入力するものであり、覚え易い利点と縦3段しか使わずに入力できるという利点があります。
これに対しかな入力は基本的に1文字1打で打てる利点がありますが、縦4段も使用し、右手小指よりもさらに右の領域にも文字が存在するという欠点があります。

普段は何気なく使っているキー配列ですが、意外と無駄が多い気がすることはないでしょうか。
たとえばローマ字入力においては、よく使う「タ行」の文字を打つためにわざわざ人差し指を伸ばす必要があります。「fd」など、使わない組み合わせが無数に存在します。
カナ入力においては、よく使う「う」がとんでもない位置(左手人差し指最上段)にあります。「ホームページ」など、異常に打ちにくい単語が存在します。
これらのキーを入れ替えることでもっと効率的な入力が可能になるのではないでしょうか。
効率な入力が可能になると、指の負担が減るばかりか時間短縮・作業効率増加にもつながるのではないでしょうか。
そう考える事がキー配列の世界への第一歩です。

2.様々なキー配列

「1.キー配列とは」のような考えまたは別のキッカケで、まずどんなキー配列が存在するか探そうと考える方は多いのではないでしょうか。
このサイトに「キー配列」という用語検索で辿り着いた方も多いはず。
この章では、キー配列をメジャーな順に紹介していくことにします。

まず、カナ系の配列では「JISカナ配列(カナ入力)」に次いで有名なものとして「NICOLA」があります。
これは親指シフトと言う方式を採用したもので、通常はJISカナ配列と同様に打つかな打ちなのですが、シフト側の文字を使うときは親指の位置(スペースキーのあたり)にある、専用のシフトキーを押しながら打鍵します。
専用キーボードを使うことが推奨されますが、通常のキーボードで使用することも可能です。
また、JISカナ配列ほど打鍵範囲が広くないので指への負担が軽く、濁音まで実装されています。

ただし、各指の負担率が配慮されていなかったり、人によっては親指シフトが合わなかったりと向き不向きがあります。
そこでさらに探してみると、最適化された親指シフト配列「飛鳥配列」や、親指シフトを使わない「月配列」などが出てくる訳です。 それぞれの詳細はリンク先で御覧下さい。

ローマ字系配列では、「qwerty配列」に次いで有名な配列として「Dvorak」、これを日本語最適化した「DvorakJP」。 さらには様々な拡張がなされた「ACT」があります。
また、「qwerty配列」をそのまま拡張した「AZIK」などもあります。

ローマ字系・カナ系のそれぞれに覚え易さ・効率などの独自の利点があるため、どの配列が使い易いかは人それぞれだと思います。
一通り御覧になったり一度試してみるなりして、自分にあった配列を探してみるのが一番良いかと思われます。
大体の配列は、お使いのパソコン・キーボードでそのまま使える場合が多いので、実装方法も各ページで御覧下さい。

このページに出したものは、無数に存在するキー配列のごく一部に過ぎないので、その他様々な配列を探したい方は いろいろなカナ入力配列(日本語入力用キーボード配列内)、 日本語入力用キー配列に関するリンク集が参考になるかと思われます。

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