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つばめ配列2.0 〜Tsubame keyboard layout ver.2.0〜
つばめ配列について

配列の概要

 つばめ配列は中段のみで文字を打つことができるキーボード配列です。
下図で示すようにキーマップが1打目と2打目で変わります。
携帯のポケベル打ちと同じ要領で打てると考えると分かりやすいかと思います。
 
 すべての清音・濁音・半濁音が2打で入力可能で、1打目と2打目の間に「スペースキー」を押すことで拗音を打つことも可能です。
まずは下図に示した配列図にて打ち方をご覧ください。

配列図

かな入力

1打目(行)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|あ|さ|や|ら|た|中段|な|ま|か|わ|は|
 
2打目(段)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|あ|お|い|う|え|中段|え|う|い|お|あ|
 
1打目と2打目が異手 = 清音
1打目と2打目が同手 = 濁音
その他のかな
ま゛行 = ぱ行
あ゛行 = ぁ行(小文字)
や゛行 = ゃ行(小文字)
ら゛行 = 数字(12345 Google日本語入力版では非対応)
わ゛行 = 数字(67890 Google日本語入力版では非対応)
 
わ行あ段(la) = わ
わ行お段(ls) = を
わ行い段(ld) = ん
 
や行い段(dk) = っ
や行え段(dh) = ー
な゛行い段(hk) = 、
な゛行お段(hl) = 。

この配列の優れたところ

 この配列の最大の特長は、指の上下移動が全く無いことです。
指を常に中段に置いておけるため、指への負担が軽減されます。
また、指の上下移動を意識しながら文字を打つ必要がなく、次に打鍵すべきキーの上にすでに指が乗っている確率が非常に高いのでより混乱が少なく、文字の打ち間違えも減ることが期待できます。
 
使用するキーボードの範囲のみならず、つばめ配列は文字の連なりに関しても強みがあります。
すべての清音は1打目と2打目が交互打鍵で打てるという行段系の配列の特長も持ち得ています。
また、濁音・半濁音は1打目と2打目が同じ側の手になってしまいますが、打ちやすいと言われている「同手同段異指打鍵」になる確率が高いため、快適に打鍵することができます。

覚えやすさへの配慮

 新しい配列を試すとなると、覚えるのに手間がかかるので手を出すのを躊躇う人も多いのではないでしょうか?
そこで、つばめ配列2.0ではqwerty配列に近い文字の配置にし、覚える手間を軽減しています。

1打目(行)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|||や|||中段|||||は|
 
2打目(段)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|||||え|中段|え|||||
上図の赤字で示した文字は、qwertyと同じ指に配置した文字。青字で示した文字は、qwertyと左右対称の位置(反対の手の同じ指)に配置した文字を表しています。
qwerty配列をマスターしている人ならば、「は行」「や行」「え段」さえ覚えればそれほど練習をすることなくこれらの文字を違和感無く打てるのではないでしょうか。

拗音拡張

つばめ配列では、拗音(「しょ」など、「ゃ(小文字)行」を含む文字およびその直前の「い段」の文字)を入力するのに4打鍵を必要とします。
この4打鍵が、拗音を3文字で打鍵可能であったqwerty配列よりも打鍵数で劣るので、つばめ配列では拗音を3打以内で入力可能な2種類の拡張を実装しました。
 
・スペースキー拡張(Google日本語入力版では未対応)
2打目でスペースキーを押すことで、下図に示すような拗音を入力可能です。

1打目(い段の文字決定)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|●|し|●|り|ち|中段|に|み|き|●|ひ|
 
2打目:スペースキー
 
3打目(ゃ行の文字決定)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|ゃ|ょ|●|ゅ|●|中段|●|ゅ|●|ょ|ゃ|
 
1打目と2打目が異手 = 清音
1打目と2打目が同手 = 濁音
み゛=ぴ
・上段キー拡張
2打目を上段とすることでも拗音を入力可能です。
1打目(い段の文字決定)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|●|し|●|り|ち|中段|に|み|き|●|ひ|
 
2打目(ゃ行の文字決定)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|ゃ|ょ|●|ゅ|●|上段|●|ゅ|●|ょ|ゃ|
|●|●|●|●|●|中段|●|●|●|●|●|
 
1打目と2打目が異手 = 清音
1打目と2打目が同手 = 濁音
み゛=ぴ

1打鍵出力文字

つばめ配列では、「あ行」の文字や「っ」「ん」の入力にも2打鍵を必要とする点がqwerty配列より劣ります。
そこで、つばめ配列1打目で上段・下段を使うことで「あ行」「っ」「ん」のみならず、頻度の高い文字を1打で入力できるようにしました。
これらの文字は月配列などの、中指シフト系の配列と同じような感覚で打鍵できるものと考えていただければ分かりやすいかと思います。
 
文字の割り当ては下図をご覧ください。

1打目
|小指|薬指|中指|人指|人伸|両手|人伸|人指|中指|薬指|小指|
| ー| の| か| た| す|上段| ろ| う| い| し| を|
|あ行|さ行|や行|ら行|た行|中段|な行|ま行|か行|わ行|は行|
| あ| お| え| な| さ|下段| ん| っ| 、| 。|  |

え段について

つばめ配列で「え段」の文字を入力するためには、2打目でgまたはhを押すために、人差し指を伸ばさなければなりません。
これを不便だと思われる方のために、gの代わりにe、hの代わりにiを2打目に使うことができるよう設定しました。
 
文字の割り当ては下図をご覧ください。

1打目(行)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|あ|さ|や|ら|た|中段|な|ま|か|わ|は|
 
2打目(段)
|小|薬|中|人|伸|両手|伸|人|中|薬|小|
|●|●|え|●|●|上段|●|●|え|●|●|
|あ|お|い|う|え|中段|え|う|い|お|あ|

拡張機能まとめ

上記にて説明した拡張機能を一つの図に収めました。

1打目
|小指|薬指|中指|人指|人伸|両手|人伸|人指|中指|薬指|小指|
| ー| の| か| た| す|上段| ろ| う| い| し| を|
|あ行|さ行|や行|ら行|た行|中段|な行|ま行|か行|わ行|は行|
| あ| お| え| な| さ|下段| ん| っ| 、| 。|  |
 
2打目
|小指|薬指|中指|人指|人伸|両手|人伸|人指|中指|薬指|小指|
|拗あ|拗お|え段|拗う|  |上段|  |拗う|え段|拗お|拗あ|
|あ段|お段|い段|う段|え段|中段|え段|う段|い段|お段|あ段|
|  |  |  |  |  |下段|  |  |  |  |  |
         |スペース(3打目へ)|
3打目
|小指|薬指|中指|人指|人伸|両手|人伸|人指|中指|薬指|小指|
|拗あ|拗お|  |拗う|  |中段|  |拗う|  |拗お|拗あ|