「m」「t」への配置(10/10/14)
アンシフトの中で押しやすい位置は残り2ヶ所となりました。
「m」には「う」「ん」「っ」「く」との2文字頻度が低い文字を。
「t」には「な」「と」「た」「て」「ゃゅょ」との2文字頻度が低い文字を配置することが望まれます。
全てを簡単に見るために、「で」「が」「す」「る」と「ん」「う」「っ」「く」「な」「た」「と」「て」「ゃゅょ」との頻度表を作ることにします。
| で | が | す | る |
ん | 40 | 28 | 10 | 09 |
う | 16 | 23 | 12 | 02 |
っ | 20 | 09 | 09 | 22 |
く | 07 | 15 | 10 | 09 |
な | 05 | 15 | 03 | 16 |
た | 05 | 14 | 08 | 05 |
と | 08 | 13 | 11 | 20 |
て | 05 | 02 | 06 | 27 |
ゃゅょ | 02 | 03 | 01 | 01 |
単位は0.01%。また、0.12%以下の頻度の組み合わせは赤字で表示しています。
「う⇔で」では「うで」「でう」両方の出現頻度を合計したものです。
以上により「m」には「す」が、「t」には「で・す」が最適ということが分かりました。
よって以下のような配置になります。
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
● か の な で 上段 ● ん い し に●
▲ ◆ ★ と た 中段 く う ☆ ◇ △●
ょ ゃ ゅ て ● 下段 っ す 、 。 ●●
「き」の配置(10/10/14)
2文字頻度表によると、「き」と…
前後しにくい文字:「う」「し」「か」「と」「っ」「く」「、。」
前後しやすい文字:「ゃゅょ」「ん」「て」
となります。
拗音との関連を考えると右手が有利、特に右手小指が有力となりました。
よって「き=p」
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
● か の な ● 上段 ● ん い し き●
▲ ◆ ★ と た 中段 く う ☆ ◇ △●
ょ ゃ ゅ て ● 下段 っ ● 、 。 ●●
「は」の配置(10/10/14)
2文字頻度の資料としては、「か」「た」「て」「ゃゅょ」「、。」と前後しにくいこと、
また、「い」「ん」とはやや前後しやすいことがポイントです。
とすると、シフト面に入れた方がいいようです。
ということで、「は」の配置は後回し。
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
● か の な ● 上段 ● ん い し に●
▲ ◆ ★ と た 中段 く う ☆ ◇ △●
ょ ゃ ゅ て ● 下段 っ ● 、 。 ●●
アンシフトに入る文字(10/10/14)
まだ配置していないアンシフトキーの中で、それほど押しにくくないキーは残り2箇所となりました。
まだ設置していない文字を頻度順に並べると以下のようになります。
で 1.80%、は 1.79%、き 1.70%、が 1.69%、す 1.65%、る 1.64%、こ 1.62%、ま 1.55%、も 1.54%
「で」は頻度高いものの、月配列でも2打であったため、アンシフトでも問題ないかと思われます。
「は」の2文字は頻度が高めで、月配列でもアンシフトだったので、今回もアンシフトの方が無難。
「き」は拗音を形成できる文字なので、優先させたいところ。
「が」は月配列でも2打であったため、アンシフトでも問題ないかと思われます。
「す」は「です」「ます」などの敬語によく使われるので、なるべくアンシフトに入れておきたいところ。
「る」は「する」のように語尾に入ることが多く、月配列でも1打だったので、なるべくアンシフトに入れたいところ。
以上により、残り2つのアンシフト枠に入れる文字は。
「は」「き」「す」「る」
の4つから2つを選ぶことに決定。
「に」の配置(10/10/14)
2文字頻度の資料としては、「の」「た」「と」「て」「ゃゅょ」「、。」と前後しにくいこと、
また、「ん」「な」「う」「い」とはやや前後しやすいことがポイントです。
これらを踏まえた上で、まだ配置していない中で良位置な「p」に配置するのがベストかと思われます。
よって「に=p」
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
● か の な ● 上段 ● ん い し に●
▲ ◆ ★ と た 中段 く う ☆ ◇ △●
ょ ゃ ゅ て ● 下段 っ ● 、 。 ●●
「っ」「く」の配置(10/10/14)
「っ」の頻度資料としては、「の」「ゃゅょ」「、」「。」との頻度が低いこと。特に「っ、」「っ。」の出現率が0であることも頭に入れておきたいところです。また、「た」「て」とは異常に高い2文字頻度を形成するので注意が必要となります。
「く」の頻度資料としては、「の」「た」「、」「。」との頻度が低いことが言えます。ただし、拗音とはやや高めの文字頻度を形成することも頭に入れておきたいところ。
また、「ん⇔う⇔っ⇔く」は互いに前後しにくいことが頻度表より分かりました。
このことを考えると、「っ」「く」は共に右手人指に配置するのが最適なもよう。
よって、月配列と同様に「っ=n」「く=h」
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
● か の な ● 上段 ● ん い し ●●
▲ ◆ ★ と た 中段 く う ☆ ◇ △●
ょ ゃ ゅ て ● 下段 っ ● 、 。 ●●
月2−263
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
そ こ し て ょ 上段 つ ん い の りち
は か ★ と た 中段 く う ★ ゛ きれ
す け に な さ 下段 っ る 、 。 ゜・
【★中指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
ぁ ひ ほ ふ め 上段 ぬ え み や ぇ「
ぃ を ら あ よ 中段 ま お も あ ゆ」
ぅ へ せ ゅ ゃ 下段 む ろ ね ー ぉ
新JIS
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
そ け せ て ょ 上段 つ ん の を りち
は か し と た 中段 く う い ゛ きな
す こ に さ あ 下段 っ る 、 。 れ
【★中指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
ぁ ゜ ほ ふ め 上段 ひ え み や ぬ「
ぃ へ ら ゅ よ 中段 ま お も あ ゆ」
ぅ ぇ ぉ ね ゃ 下段 む ろ ・ ー
星配列
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
1 2 3 4 5数字段 6 7 8 9 0●
ー の か た す 上段 わ う い し きぃ
に ☆ ★ な と 中段 っ ん ★ ☆ はぁ
ょ ゃ ゅ て け 下段 く る 、 。 り●
【★中指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
! ? 「 」 ・数字段 ; : ( ) ●
ぽ ぼ ほ ろ ず 上段 ぅ む ゆ や ●
ど お れ そ ぱ 中段 ぇ で よ さ が
え ぷ ぶ ふ ぢ 下段 ひ び ぴ ざ ●
【☆薬指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
● ● ● ● ●数字段 ● ● ● ● ●
● ら ね せ ぜ 上段 ヴ ぞ を め ぎ
こ だ も ち ば 中段 づ つ み あ ま
ご ぉ ぬ じ げ 下段 ぐ へ べ ぺ ●
前回の資料より(10/10/14)
少しずつ条件を絞り、条件が限られた時点で一気に配置していくことにします。
「い」については他の高頻度文字との干渉が大きすぎるので、6文字も割り当てる人差し指に配置すると同指率が高くなってしまいます。
よって、その次に待遇のいい中指上段の「i」に配置します。
「い。」の2文字頻度がやや高めなので、右手に配置すると「い。=i.」という悪指運が多発する可能性がありますが、左手に配置して様々な文字と左手縦連を形成するよりはマシなので、許容することとします「い=i」
次に、「ん⇔う」の頻度が非常に低いので、「ん」と「う」は同指に配置します。
頻度的には人差し指の「うん=rfまたはuj」の組み合わせがベストだと思われます。
月配列と同様に配置することとし、「ん=u」「う=j」
さらに、この「う」「ん」の両方ともと干渉の低い「っ」「く」「す」「る」も同指に配置した方が効果的かと思われます。
「し」は拗音と異常に高い2打頻度を形成します。
他にも、「な」「の」「と」「、」「。」と低い2打頻度を示すというデータも得られます。
拗音とは逆手の方があきらかにいいので、「し=o」。
「か」も同様に他の高頻度文字と高い2打頻度を形成します。
ただし、拗音および「て」「、」「。」との2打頻度が低い数値を示しています。
また、星配列の解析によって分かったこととして、「か」は中指よりも薬指に置いた方が、後に配置する中程度の頻度の文字を配置しやすくなることが分かっているので、「か=w」。
「の」は他の高頻度文字との干渉が低めであることが印象的です。
特に「て」「ゃゅょ」「、」「。」との頻度が低いことが特徴的です。
以上により「の=e」。
「な⇔た⇔と⇔て」が互いに前後する頻度が低いので、「な」「た」「と」「て」は同指に配置することとし、左手人差指に配置します。
ただし、「た⇔て」は頻度が高めなので注意が必要です。
「の」との干渉を考えると、「の」と唯一前後しにくい「て」は下段に配置した方が無難です。
よって「て=v」、月配列と同様に「た=g」「と=f」、残り「な=r」
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
● か の な ● 上段 ● ん い し ●●
▲ ◆ ★ と た 中段 ● う ☆ ◇ △●
ょ ゃ ゅ て ● 下段 ● ● 、 。 ●●
月2−263
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
そ こ し て ょ 上段 つ ん い の りち
は か ★ と た 中段 く う ★ ゛ きれ
す け に な さ 下段 っ る 、 。 ゜・
【★中指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
ぁ ひ ほ ふ め 上段 ぬ え み や ぇ「
ぃ を ら あ よ 中段 ま お も あ ゆ」
ぅ へ せ ゅ ゃ 下段 む ろ ね ー ぉ
新JIS
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
そ け せ て ょ 上段 つ ん の を りち
は か し と た 中段 く う い ゛ きな
す こ に さ あ 下段 っ る 、 。 れ
【★中指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
ぁ ゜ ほ ふ め 上段 ひ え み や ぬ「
ぃ へ ら ゅ よ 中段 ま お も あ ゆ」
ぅ ぇ ぉ ね ゃ 下段 む ろ ・ ー
星配列
【アンシフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子伸
1 2 3 4 5数字段 6 7 8 9 0●
ー の か た す 上段 わ う い し きぃ
に ☆ ★ な と 中段 っ ん ★ ☆ はぁ
ょ ゃ ゅ て け 下段 く る 、 。 り●
【★中指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
! ? 「 」 ・数字段 ; : ( ) ●
ぽ ぼ ほ ろ ず 上段 ぅ む ゆ や ●
ど お れ そ ぱ 中段 ぇ で よ さ が
え ぷ ぶ ふ ぢ 下段 ひ び ぴ ざ ●
【☆薬指シフト】
小 薬 中 人 伸 伸 人 中 薬 子
● ● ● ● ●数字段 ● ● ● ● ●
● ら ね せ ぜ 上段 ヴ ぞ を め ぎ
こ だ も ち ば 中段 づ つ み あ ま
ご ぉ ぬ じ げ 下段 ぐ へ べ ぺ ●
高頻度文字同士が連続する確率(10/10/14)
最も高頻度な文字は、最も押しやすい位置に配置したいところ。
押しやすい位置として「jferui」が挙げられます。
「jf」は共に中段人差し指で、しかもシフトキーとの干渉(同指異鍵)が少なく、もっとも押しやすいキーと言えます。
「ru」も人差し指なのでシフトキーと同指にはならないものの、上段なので「jf」よりは押しにくくなります。
「ei」は上段ですが、中指なので押しやすい分類に入ります。ただしシフトと同指になってしまうことを考慮する必要があります。
ただし、これら高頻度文字は指運に影響を与えかねないので、慎重に配置する必要があります。
そこで、十分な文字頻度のデータを把握しておく必要があります。
ここで、すでに位置が決められている「、」「。」、およびアンシフトに入る可能性が高い文字との干渉を調べます。
| い | ん | う | し | か | な | の | た | と | て | ゃゅょ | 、 | 。 | |
い | − | 28 | 35 | 47 | 70 | 98 | 37 | 64 | 44 | 69 | 003 | 06 | 19 | い |
ん | 28 | − | 07 | 50 | 62 | 52 | 28 | 24 | 27 | 25 | 016 | 07 | 08 | ん |
う | 35 | 07 | − | 31 | 29 | 18 | 31 | 06 | 40 | 05 | 145 | 04 | 10 | う |
し | 47 | 50 | 31 | − | 29 | 19 | 20 | 52 | 20 | 56 | 102 | 07 | 04 | し |
か | 70 | 62 | 29 | 29 | − | 37 | 28 | 21 | 24 | 09 | 003 | 06 | 05 | か |
な | 98 | 52 | 18 | 19 | 37 | − | 19 | 08 | 09 | 09 | 010 | 02 | 11 | な |
の | 37 | 28 | 31 | 20 | 28 | 19 | − | 24 | 14 | 07 | 005 | 01 | 01 | の |
た | 64 | 24 | 06 | 52 | 21 | 08 | 24 | − | 10 | 13 | 000 | 02 | 23 | た |
と | 44 | 27 | 40 | 20 | 24 | 09 | 14 | 10 | − | 04 | 003 | 07 | 03 | と |
て | 69 | 25 | 05 | 56 | 09 | 09 | 07 | 13 | 04 | − | 000 | 12 | 02 | て |
っ | 23 | 02 | 03 | 13 | 33 | 15 | 02 | 64 | 24 | 91 | 009 | 00 | 00 | っ |
に | 24 | 31 | 25 | 16 | 18 | 30 | 12 | 09 | 11 | 05 | 011 | 05 | 01 | に |
く | 13 | 07 | 04 | 20 | 19 | 25 | 11 | 10 | 13 | 21 | 024 | 03 | 02 | く |
で | 27 | 40 | 16 | 16 | 09 | 05 | 20 | 05 | 08 | 05 | 002 | 10 | 02 | で |
は | 28 | 25 | 14 | 13 | 10 | 20 | 17 | 08 | 16 | 06 | 002 | 12 | 01 | は |
き | 19 | 24 | 11 | 10 | 10 | 13 | 13 | 13 | 12 | 24 | 042 | 02 | 01 | き |
が | 40 | 28 | 23 | 11 | 09 | 15 | 09 | 14 | 13 | 02 | 003 | 13 | 03 | が |
す | 12 | 10 | 12 | 04 | 12 | 03 | 09 | 08 | 11 | 06 | 001 | 01 | 24 | す |
る | 28 | 09 | 02 | 07 | 17 | 16 | 22 | 05 | 20 | 27 | 001 | 02 | 13 | る |
| い | ん | う | し | か | な | の | た | と | て | ゃゅょ | 、 | 。 | |
縦列の文字と横行の文字が互いに前後する可能性(頻度)、を表にしてみました。
例えば「い⇔ん」の場合、「いん」「んい」両方の出現頻度を合計したものを表示しています。
単位は0.01%。また、0.12%以下の頻度の組み合わせは赤字で表示しています。
この表を見たところ、高頻度の文字同士でなおかつ互いに前後しにくい組合せとして「い⇔ん」「な⇔た⇔と⇔て」が挙げられます。
これらは人差指に配置し、それ以外はなるべく人差指以外に配置したいところ。